梅澤 由佳子 (神奈川県)
「magazine bag」
元にした物品 … 雑誌
作品の説明とそれにまつわる思い
『時を、繋げる、重ねる』
いつの間にか埃をかぶり、色が褪せてしまった古いファッション雑誌たち。
今はほとんど見ることもなく、本棚の定位置にずっと置かれたままになっている。
何度も捨てようと思った。
しかし何気なく、ふっと雑誌を取った時、中に載る洋服、靴、アクセサリーなどがとても懐かしく、その頃の自分を思い出し、捨てられなくなってしまうのだ。
私はいつも、その繰り返しである。
でも次に見るのはいつなのだろう・・・。
雑誌は、その時、流行していたもの、注目されていた人など、1ページ、1ページにその時代が写し出されている。
そしてそれが1冊の本となり、1冊1冊が、時を繋げる。
時は常に繋がり、重なっていく。そこに終わりはない。
私はその時を刻んだものたちを、一つ一つ重ね繋げ、バッグにした。
これからはバッグとなり、使う人が、それぞれの時を重ね繋げていく。 |