山野 恭稔、中里 洋介 (神奈川県)
「Primitive stool」
元にした物品 … LANケーブルの廃材
作品の説明とそれにまつわる思い
私の父はLANケーブルを作る工場で働いている。
家に帰ってくるといつも肩や足にカラフルな糸がついている。父に聞いた所、LANケーブルを作る時に出るゴミだと教えてくれた。母はいつもこのゴミに困った様で掃除しているが、私にとってはこの糸くずがあることが生活の一部となっている気がする。
そこで、この色とりどりのLANケーブルのゴミを何かに利用できないかと思い、熱を加えてみたり、グルグル巻いてみたりと試行錯誤しているうちに、縮んだり溶けたりする何とも面白い素材だと気づいた。
このスツールは玄関に置く腰掛けイスで、ゴミだったものが家族の役にたっとことでみんな喜んで使ってくれている。
また、このスツールには口では伝えられない「父さん、仕事頑張ってね」のメッセージが込められている。 |